仙台市 木の美しいモダン和風の住まい
床や現しの梁、天井などにふんだんに無垢材を利用した5人家族のための木の香かおる住宅です。
お子様がまだ小さくて活発なので、安全面に配慮し、吹抜には杉の縦格子を設け、小窓も用意して1階からも子供達の様子が感じられるようにしました。
ご家族の個室に加え、しっかりとした和室やご主人の書斎がほしいというご要望があり、部屋数が多い中で、動線やそれぞれの採光や通風に配慮しました。
浴室も木の香りを感じた寛げる場所にしたいということで、今回はハーフユニットバスにヒノキを無垢材を壁に用い、坪庭を設けました。
洗濯物も多くなるので、脱衣室とは別に洗濯室を設け、坪庭と兼用の目隠し塀の内側に物干し場を作りました。
キッチン、ダイニングスペースを家の中心に据えて、リビングスペースは落ち着いた場所に配置しました。ダイニング側にもグラス等を置ける収納を設けました。
ダイニングに立つ時間が長い奥様の目線で、リビングの様子や玄関にも近くなるように配置しました。
また、キッチンの脇は家事コーナー、パントリーとし、勝手口を設けることで使いやすい家事動線を実現しました。
和室1は、来客やご両親がいらしたときに独立して使用できるように、オープン・クローズ両方を考慮しています。広縁と雪見障子を通った光が優しく入り込みます。
洗濯室に洗濯機を置いて、脱衣室は家族が入浴していても家事に影響しないようにし、かつ1坪サイズのスペースに棚やハンガーパイプ、タオル掛けを設置しました。
浴室は1.25坪サイズのハーフユニットバスを採用し、ヒノキの板を張りました。
坪庭を眺められるように小窓を設け、まさに木の香のかおる癒しの空間としました。
2階ホール部分は子供達が遊んだり勉強したりできる広さを確保しました。
杉の縦格子からは刻々と変わる光が入り込み、下のフロアには子供達の賑やかな声が届きます。
天井にも無垢板を張り、壁は珪藻土で仕上げました。デザインが野暮ったくならないように、木を使い過ぎず、空気も綺麗な優しい空間になったと思います。
子供部屋2は建具を開けると繋げて使えるようにしています。
また、勾配天井を生かしてロフトも用意し、子供達の空間に対する想像力を育みます。